アメリカが生んだ世界のキングオブロックンロールことエルヴィス・プレスリー!!
世界中のロック少年に多大な影響を与えたことでも有名です。
そんな彼の映画が2022年7月1日に公開されました。
私PATAもロック少年改め、ロックおじさんとして映画『エルヴィス』を見て参りました!!
それでは、早速感想を書いていきたいと思います。
ネタバレもございますので、ご容赦くださいませ!
あらすじ
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監督:バズ・ラーマン
エルヴィス・プレスリー:オースティン・バトラー
トム・パーカー大佐:トム・ハンクス
上映時間:159分
トム・ハンクス演じる大佐が、全編を通して過去のサクセスストーリーを振り返る内容。
カントリーミュージックの歌手を引き連れて興行を打つ大佐が、若かりしエルビスと出会い、サポートからマネジメントまでを行い、エルビスと共に成り上がり大成功を収めていくお話しです。
めちゃくちゃざっくり159分をまとめるとこれが全てです。
上記のCMが映画公開前からバンバン流れていましたね。
この手の映画は、爆音轟く映画館でぜひともご覧いただきたいですね!!
良かったポイント
全編通して感動したのが、非常に色彩に富んだ映像美!!
時代背景的に1950年代から1970年代のものですが、街や洋服、細部にいたるあらゆる部分の色彩が美しく描かれています。
個人的な感想になりますが、ここ数年の映画の中では断トツです。
他にはエルヴィス幼少期の、音楽との衝撃的な出会い部分の音楽が最高です!!
この映画を観るまでは知りませんでしたが、エルヴィスには黒人街の中にある白人居住区で幼少期を過ごしていたバックボーンがあります。
そこでの鮮烈なシーンにテンション爆上がりで体が動かずにはいられなくなります。
ギターをかき鳴らしながらえげつない高音で歌う黒人男性に持っていかれます。
教会内では半ば狂気じみたように黒人が歌って踊っており、エルヴィス少年は吸い込まれるようにその中へ…
筆舌に尽くしがたい限りですが、とにかくこのシーンのパンチ力たるや絶大です!!
見てくれ!!としか言いようがないのが残念です。
そして、田舎の気弱なエルヴィス少年が、キングオブロックンロールへの第一歩をみせた最初のステージです。
映画開始後わずかでのこのシーンが、個人的には一番盛り上がったところです。
あまりにもカッコ良すぎると、涙があふれてくる今日この頃…
まさに涙腺が爆発!!
鳥肌も涙も止まらず、体が縦に横にと勝手にリズムを刻み始めます。
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いや、マジです!!
それぐらいこのシーンの完成度が高く、のっけからやられたぜ!的な最高の瞬間だったと言えます。
それ以外で良かったポイントは、挿入歌がエルヴィス以外の楽曲も含めてカッコイイ!!
これは非常に大事な要素です。
細かい点で言うと、エルヴィス・プレスリーを「E.P!」と呼ぶB.Bキングがなんかカッコイイ。
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俺もE.Pって今度から呼びたくなります。
あとは単純にB.Bキングと仲良しだったんだなーとか。
悪かったポイント
これはこの映画の致命的な欠点だと感じた部分です。
ずばりトム・ハンクス演じるパーカー大佐目線での回想設定です。
これは全くいらない!!
邪魔でしかない!!
159分もあるんだから、普通にストーリーとして観たかった。
他にも、
・スタート直後の多画面でのカット割りも見にくいだけで全くの不必要。
・パーカー大佐の太っていき具合がリアル過ぎて引いちゃうし、銭ゲバ自己中具合もイラつくので、トム・ハンクスを嫌いになってしまう。
・挿入歌は全般カッコイイけど、もっとエルヴィス推しでも良くないか?と思ってしまう。
・晩年のエルヴィスは過食症でドーナツをいっぱい食べていたんじゃないの?と思いつつもその辺りは描かれていない。
・最後のエンドロールがめちゃくちゃ長い。
・オースティン・バトラーの顔がエルヴィスではなく、サタデーナイトフィーバー時代のジョントラボルタに似てる。
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と言った感じです。
我ながらなんぼほどダメ出しするんだよ。
LIVEシーンがあれほどまでにカッコイイ仕上がりだったからこそ余計に残念です。
まとめ
結局のところどうなのかと言うと、LIVEシーンのみ最高に上がる映画!!
これが感想ですね。
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監督さえ違えばもっと面白かったのになと、勝手に監督のせいにしています。
最後に、私PATAの大好きな奥田民生がカバーする監獄ロックを紹介してお別れしたいと思います。
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ぜひエルヴィスと合わせて聴いてみて下さい!!
それでは、最後までお付き合いありがとうございました!!
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