2026年7月17日より公開となったホラー映画『オブセッション 災愛』を観て参りました!



きっかけは、東野幸治さんの「ホンモノラジオ」での紹介。
ラジオで気になって慌てて劇場へ行ったわけですが、本作は製作費100万ドル未満という低予算作品でありながら、アメリカでとんでもないヒットを記録しているらしいのです。
「低予算ホラーが全米で大ヒット」と聞いたら、これはもう気になるでしょう!
結論から言うと、怖い場面は間違いなくある。
あるのですが……。
怖がらせ方があまりにもパワープレイすぎて、途中からコントに見えてくる場面も多々ありました。
決して嫌いな映画ではないのですが、かなり好みが分かれそうな作品です!
本記事は映画『オブセッション 災愛』の内容に触れているので未鑑賞の方はご注意ください!
キャスト紹介

引用元:映画『オブセッション 災愛』公式X
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | オブセッション 災愛 |
| 公開日 | 2026年7月17日(金) |
| 監督 | カリー・バーカー |
| 主演 | マイケル・ジョンストン / インディ・ナバエレッテ |
| 公式サイト | 映画『オブセッション 災愛』公式サイト |
| 配給 | パルコ |
| 上映時間 | 108分 |

引用元:映画『オブセッション 災愛』公式X
マイケル・ジョンストン / ベア

引用元:映画『オブセッション 災愛』公式X
インディ・ナバエレッテ / ニッキー
あらすじ
内気な青年の「愛されたい」という願望が制御不能な恐怖へと転じていく様子を描き、新人監督による製作費100万ドル未満の作品ながらアメリカで大ヒットを記録したロマンティックホラー。
孤独で内向的な青年ベアは、恋心を寄せている女性ニッキーと距離を縮めたいとの思いから、願いをかなえてくれるという不気味なまじない「ワン・ウィッシュ・ウィロー」に手を出してしまう。
しかし、純粋だったはずの恋愛感情は次第に執着(オブセッション)へと変貌し、ベアは想像を絶する惨劇にのみこまれていく。
なぜ全米で大ヒット?
本作は、製作費75万ドルほどの低予算映画ながら、世界興行収入では4億ドルを突破したと報じられている異例のヒット作です。
YouTubeでスケッチコメディやホラー作品を発表してきたカリー・バーカー監督による、劇場長編デビュー作とのこと。
低予算ホラーは、アイデアと勢いがハマるととんでもない熱量を生みますよね。
「好きな人に愛されたい」という誰にでも理解できる願いを、「叶いすぎたらどうなるのか」という最悪の方向へ振り切る設定は非常に分かりやすいです。
タイトルどおり、“愛”が“災い”に変わっていく。
ここは間違いなく本作の魅力だと思います。
パワープレイすぎる!?

引用元:映画『オブセッション 災愛』公式X
映画『オブセッション 災愛』は、じわじわと背筋を冷やすタイプのホラーというより、とにかく力で押してくるタイプの映画です。
大声!絶叫!表情!圧!
怖がらせる側の熱量があまりにも強く、観ているこちらも「これは怖がるべきなのか、笑ったほうがいいのか?」と、少しうがった見方をしてしまう自分がいました。
もちろん、普通にビックリするシーンもあります。
ただ、演出がかなり全力なので、怖さを通り越してコントっぽく見えてしまう瞬間があるのです。
これは悪口ではありません。
本作には、ホラーなのにどこか笑ってしまう、ギリギリのテンションがある。
怖がらせようとする必死さも含めて、この映画の独特な味になっていると思います。
闇金サイハラさんがちらつく

引用元:ドラマ『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』公式サイト
個人的に本作を観ながら思い出したのが、数年前に話題になった、高橋メアリージュンさん主演の『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』です。
あの作品も、感情をむき出しにして相手をねじ伏せるような、すさまじい声量と圧が印象的でした。
映画『オブセッション 災愛』にも、それに近い“声量で押し切る怖さ”があります。
静かに迫ってくる恐怖ではなく、感情を爆発させて観客を圧倒する恐怖。
このパワフルさが刺さる人には、かなり刺さるはずです。
一方で、繊細な心理描写や静かな不気味さを期待している人は、「ちょっとやりすぎでは?」と感じるかもしれません。
おすすめできる人
本作は、低予算映画らしい勢いとアイデアを楽しめるかどうかで、評価が分かれる作品だと思います。
個人的には、怖さの演出が少々パワープレイすぎて、コントのように見えてしまう部分がありました。
ただし、それは単純に「つまらない」という意味ではありません。
むしろ、普通のホラー映画ではなかなか味わえない異様なテンションがあります。
こんな人にはおすすめです。
- 全米で大ヒットした低予算ホラーが気になる人
- ヤンデレ、執着、重すぎる愛の話が好きな人
- ジャンプスケアや大きなリアクションで驚くホラーが好きな人
- ホラーとブラックユーモアの境目にある作品を観たい人
- 東野幸治さんの「ホンモノラジオ」をきっかけに作品が気になった人
注目ポイント

引用元:映画『オブセッション 災愛』公式X
本作で特に印象に残ったのは、終盤の車内シーンです。
ベアがサラと車の中で話しているところへ、ニッキーが突如として現れる。そこで起きるのは、ホラー映画としてもかなり無残で猟奇的な展開です。
ただ、ニッキーの登場から行動に移るまでの勢いがあまりにも凄まじい。
「怖い!」よりも先に、「いや、そんな勢いで来るの!?」と笑いそうになってしまうほどのスピード感でした。
本作は全体を通して、静かに不安を積み重ねるというより、感情も声量も暴力も全力でぶつけてくるホラーです。
だからこそ、このシーンも残酷でありながら、どこかブラックコメディのような異様なテンションがある。
そして、笑ってしまった自分に対して、あとから「いや、全然笑える場面ではないな」と思わせてくるのが嫌らしいところです。
素面のニッキーは何を思う
ラストでベアが息絶え、ニッキーにかかっていた魔法が解ける瞬間。
ここは本作で最も怖く、最も後味の悪い場面ではないでしょうか。
ニッキーは、自分の意思とは無関係にベアへの異常な愛情を植え付けられ、その過程で取り返しのつかない行為を重ねてしまいました。
魔法が解けた直後、彼女は何を思ったのか?
好きでもなかった相手のために、自分が何をしてきたのか。
目の前で死んでいるベアを見て、悲しむのか、解放されたと感じるのか、それとも恐怖と混乱で何も考えられないのか。
作品はそこを明確に説明しません。
だからこそ、ニッキーの最後の表情や叫び声が、単純な「解決」には見えないのだと思います。
呪いは解けても、起きてしまったことは消えない。
ニッキーだけが、その現実と向き合わなければならないのです。
一番悪いのは・・・

引用元:映画『オブセッション 災愛』公式X
もちろん、すべての始まりはベアです。
相手の意思を尊重せず、「自分を誰よりも愛してほしい」と願ってしまったベアの願いは恋愛成就ではなく、ニッキーの自由を奪う行為でした。
とはいえ、願いを叶え、人の人生を破壊する〈ワン・ウィッシュ・ウィロー〉の存在もまた、おそろしく無責任です。
そしてニッキーは、最も大きな被害を受けた人物でありながら、最も重い結果を背負わされる人物でもあります。
ベアが死んだことで呪いは終わったとしても、ニッキーの人生はそこで終わりません。
この映画の本当の怖さは、血や絶叫だけではなく、「誰かを自分の思いどおりにしたい」という願望が、相手から何を奪うのかを最後まで突きつけてくるところにあるのかもしれません。
でも、猫が死んだからと断るベアを無理やりニッキーが呼び出したことが全ての元凶なのでは・・・?
まとめ

引用元:映画『オブセッション 災愛』公式X
映画『オブセッション 災愛』は、低予算ながら大ヒットした理由が分かる、勢いのあるホラー映画でした。
題材はシンプルで、愛されたいという願いが暴走したらどうなるかというもの。
ただ、怖がらせ方はかなりパワープレイです。
大声と熱量で押してくるタイプなので、怖いと思う人もいれば、あまりの全力ぶりにコントのように感じてしまう人もいるでしょう。
私自身は後者の瞬間もありましたが、それでも最後まで退屈せずに観られました。
「全米でそんなに当たっているなら観てみようかな」と思っている方は、ぜひ劇場でこの異様なテンションを体験してみてください!
ホラー映画として観るのか、愛が重すぎるブラックコメディとして観るのか。
鑑賞後に誰かと語りたくなる作品です。
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました!!





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