アイドルにバラエティと様々な場で大活躍を見せる草彅剛さん。
そんな草彅さんの特筆すべきもう一つの顔と言えば役者でございます!
そしてこの度、2024年5月17日に映画『碁盤斬り』が公開されました。
公開後数か月が経過してしまいましたが、ネタバレ有りで映画『碁盤斬り』の感想を書いて参りたいと思います。
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それでは、ご覧ください!!
キャスト紹介
映画『碁盤斬り』
【配給】キノフィルムズ
【上映時間】129分
【公開日】2024年5月17日
【オフィシャルサイト】映画『碁盤斬り』公式サイト
【監督】白石和彌
代表作:孤狼の血、凶悪、日本で一番悪い奴らなど
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【脚本】加藤正人
【製作総指揮】木下直哉
柳田格之進/草彅剛
お絹/清原果耶
萬屋源兵衛/國村隼
お庚/小泉今日子
柴田兵庫/斎藤工
弥吉/中川大志
徳次郎/音尾琢真
長兵衛/市村正親
梶木左門/奥野瑛太
あらすじ
浪人・柳田格之進は身に覚えのない罪をきせられた上に妻も喪い、故郷の彦根藩を追われ、娘のお絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らしている。
しかし、かねてから嗜む囲碁にもその実直な人柄が表れ、嘘偽りない勝負を心掛けている。ある日、旧知の藩士により、悲劇の冤罪事件の真相を知らされた格之進とお絹は、復讐を決意する。
お絹は仇討ち決行のために、自らが犠牲になる道を選び……。
父と娘の、誇りをかけた闘いが始まる!
引用元:映画『碁盤斬り』公式サイト
といったお話でございます!
それでは、これより感想を書いていきたいと思います。
さすがの役者陣
キャスト紹介をご覧いただいた通り、素晴らしい顔ぶれがそろった今作の『碁盤斬り』。
草彅大先生を筆頭に演技派揃いの面々が見せる確かな演技力に唸らされてしまいます。
萬屋源兵衛役を演じる國村さんは、序盤の狡猾さや意地悪な演技が嘘のような優しさを時間の経過ごとに見せつけてくれています。
さすがの貫禄!!
主役級の若手俳優中川大志さんが演じる弥吉の情けないキャラクターには、お芝居だということを忘れて終始イライラさせられてしまいました。
そして、小泉今日子さん演じるお庚も良かったですね。
一個人としてのお付き合いから、自分が束ねる遊郭へ清原果耶さん演じるお絹を迎え入れる際の、リアルな厳しさと情が垣間見える具合だったり。
最後は大先生こと草彅剛さん演じる柳田格之進!
前半の穏やかで実直で真面目でというお芝居からは想像も付かないほどの、後半の怒りと苦しみ、焦りや絶望の様子が映し出されています。
これぞ真骨頂と言わんばかりの強烈な陰のお芝居でした。
面白いかどうかは別問題
で、ここからが本題になるのですが、結局のところ面白いのか?面白くないのか?と聞かれれば、答えは『面白くない!!』になってしまいます。
出ている役者陣もすでに記した通り素晴らしく完璧なのですが、いかんせん脚本が絶望的に面白くないかなと。
129分と二時間ちょっとの良くある映画なのですが、まぁーーー長く感じた。
まず、武士のプライドって相当に高貴で重要なものだとは思いますが、「あんなに怒るものか?」とそもそもの設定に付いて行くことができませんでした。
映画タイトルにもなっていますが源兵衛と弥吉を切ることなく『碁盤斬り』で許してしまう、挙句の果てにその弥吉とお絹の結婚を許すって辺りにも、「あんなに怒ってたのにそれで良いんだ?」とどっちの感じで行きたいのかが全くもってわかりません。
他にも、お絹救出の時間が過ぎたにも関わらずお庚が良い人だったからセーフってのもなぁなぁな感じがして嫌。
それ以前のシーンにお庚が遊郭で働く女性に制裁を与える描写などがあったせいか、お庚は仕事のことに関しては厳しい人ってフリが効いているんですよね。
この常に相反する結果が、観ていて非常に気持ち悪く、冷めてしまう結果となってしまいました。
ストーリーとしてもそんなに繰った感じがしないので、本当に役者陣の演技力だけでどうにか成立させている感じです。
草彅剛大好き人間にとっては非常に残念、かつ、草彅剛の無駄遣いだったかなと。
まとめ
私PATA的には、残念ながらお口に合わない映画となってしまいました『碁盤斬り』。
SNS上を見る限りでは概ね好評なので、単純に芸術がわからない馬鹿の戯言だとご理解のほど宜しくお願いいたします!
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最後に、草彅作品でやっぱりおすすめしておきたいのは、映画『ミッドナイトスワン』ですかね。
もうグッチャグチャになるレベルでの号泣間違いなしの最高の作品です。
まだご覧になられていない人はぜひ!
それでは、最後までお付き合いありがとうございました!!
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