上司とPATAの終活記録 ~ ♯11 大詰編 ~

上司とPATA

上司とPATAの終活記録の第11回目の投稿になります。

お時間の許すかたは遡ってご覧いただけましたら幸いです。

 

 

前回の記事投稿から気付けば5か月も経過しており、長かったような早かったような様々な出来事がありました。

実際のところタイトルにもある通りいよいよ大詰めといった段階にまで来ているのですが、改めてここまでの経緯をご覧ください!!

 

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噛み合わない日々

前回の記事#10にもあるように、物事がまぁ上手く噛み合わない。

とにかく停滞し、まるっきり進まない日々が数か月続いていました。

 

  • 居室を3部屋から4部屋にするための工事をしたことにより、消防の許可申請を再度行うことになりペースダウン
  • カーテンを一般的なものから防炎対応のものに付け替えるために、採寸、オーダー、納品
  • 役所の担当者が変わってしまい、今までの経緯を説明する
  • 3月、6月と二度に渡り上司の娘さんがコロナに罹患し、スケジュールが飛ぶ
  • 消防の許可が下りたあとの書類を仲介業者の電気屋さんが2週間ほど抱えており、手元になかなか来ない
  • グループホーム化への申請書類が揃い提出するも即座に不備を指摘され差し戻しされる

 

みたいなことがずっと続いていました…

 

上記の内容なんかは、いっせーのーせ!と速やかに取り掛かればすぐにわかりそうなものが大半ですが、あろうことかこれを一個ずつ、『終わったら小出し!終わったら小出し!』とグループホームを引き受けてくれる理事長が悪気なく嫌がらせのように遅延行為を繰り返し行っていたという…

大前提として私PATAの意向だけでは進まないことなので、先方の事情や状況等も影響するのは重々承知の上ですが、「こんなにもグズグズとするもんかね?」とイライラ漬けの日々を過ごしていた次第です。

 

そして8月現在の今の状況としては、役所に最終の申請を行っている最中でございます。

これが通れば晴れて9月よりグループホームとして引き受けスタートとなり、私PATAのミッションは終了を迎えることとなります。

唯一の懸念点としては、不備などでダメだった場合は今月の20日以降にグループホーム側へ通達がされ、そこから再度申請を行いさらに1か月待つということです。

これだけは何が何でも本当に避けたい!

正直もう待てないような精神状態なので一刻も早くミッションコンプリートと願うばかりです…

 

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削られていく娘さんとの暮らし

お次は娘さんについてです。

娘さんには知的障害があるのですが、この界隈的に娘さんの症状の程度は『軽度』と呼ばれております。

家族に同様の障害を持つかたの苦労をはかり知ることは到底できませんが、わずかこの2年弱ではありますが娘さんと暮らすなかで、本当に頭がおかしくなるかもしれないという場面を幾度となく経験いたしました。

 

お出かけ編

上司が元気だった頃の娘さんは、毎週末自分が「〇〇へ行きたい!」と言えばそこへ連れていってもらうことが日常でした。

私PATAの思いとしては、今後グループホームで面倒を見てもらうことになったら今までのようにはしてもらえないので、現実を受け止めるというか慣れていく意味合いも込めて、『たまーに出かける』という方向性でやってみようと。

しかし現実では、春になれば桜が咲き誇り、GWが来れば催事やイベントが津々浦々で行われています。

 

 

それを見た娘さんは私PATAの「行きません!」にはまるで耳を傾けることなく、100回でも200回でも直接言って来たり、LINEで言って来たり、電話をかけて言って来たりと、ありとあらゆる形で一生言い続けてくる始末。

娘さんにとって人生の楽しみは、お出かけしたり好きなものを食べることぐらいしか無いんだよなと思い、あれもダメこれもダメというのは少々可哀想かなと行ってみることにしたわけです。

 

満開の桜

幹に生えたおバカな桜

チューリップフェス①

チューリップフェス②

土偶親子の図

???

迫りくる非公認丸出しのサイコ野郎

 

と、こんな感じで4月の中旬以降、お出かけすることが続いた結果、例の如く『毎週好きな場所に出かけられる』という娘さんにとって有利なマインドへと切り替わってしまいます。

聞いてもいないのに「次はあそこに行きたいですね!」と呪文のように繰り返す日常の出来上がり…

この『たまには』とか『可哀想だから』という考え方が良かれと思ってやったことであったにせよ、結果的に自分の首を絞めることになってしまい徐々に精神が蝕まれて行くわけです。

「しつこくするのはイケない」「何度も同じことを言わない」と伝えてもその場が納まるだけで、根本的な部分を理解することができない娘さんは結局それらをまた繰り返していくという無限地獄。

 

執着編

娘さんは上記にも書いた通り食べることも大好きで、とくにペットボトル飲料のジュース、〇〇ラテ、○○オレや生クリームが入ったような甘いスイーツや菓子パンに異常なまでの執着心があります。

週に3回の買い物の中で毎回ペットボトル飲料を4~5本、甘いスイーツか菓子パンを1つ購入し、上司が亡くなってわずか1年弱で体重が8kgも増加してしまい、身長が157.9cmにも関わらず83kgもの巨漢になってしまいました。

娘さんの欲望を徹底的に抑え込んで管理していた上司の奥さんが2020年に亡くなって以降で言うと、わずか4年足らずで実に30kg近い体重を増やしてしまうことに…

 

ここにも障害の難しさが色濃く出ており、『自制心』というブレーキが娘さんには付いていないのです。

上司にも肥満傾向があり糖尿病を患っていたので、再三再四どころではなく口を酸っぱくして「病気になるから止めなさい!」と言っていたのにも関わらず、娘さんは日夜そのルーティーンを行っていました。

案の定、健康診断で『脂質異常』『糖尿病予備軍』といった結果が出てしまいます。

そして、7月の末には人生初のぎっくり腰です。

 

さすがの娘さんもリアルな痛みのあるぎっくり腰には相当参っている様子。

私PATAとしてもここは厳しく買い物の頻度を週に1回に減らし、飲み物 or スイーツ or 菓子パンのどれか一つのみという新たな制限を設けることにしました。

娘さんは「全然飲んでません!」「今は麦茶を飲んでいます!」と元気よく報告していたのですが、実はそれらは全くの大嘘でぎっくり腰でよいよいの身体にも関わらず、近くの自動販売機に足しげく通いジュースを毎日飲んでいたのです…

 

「痛い!痛い!」と仕事を休みたい素振りまで見せておいて、いけしゃーしゃーと嘘までつき、太ってしまった悪の元凶であるジュース買いたさに歩きまわっていたというこの事実。

これは果たして『軽度』と言えるのだろうか?

『軽度』だから故に知恵が働きこんなことをするのか?

もう全くわからなくなってしまいました。

 

恩着せがましく思ってしまう自分が良くないのかもしれませんが、病気にならないように健康で過ごせるようにと、病院に連れて行ったりあれやこれやと考えてやってきましたが、結局のところ24時間監視していないと無理だということですよね。

娘さんには理解できないので、娘さんが悪いわけでもないんでしょうが、本当にこっちの精神が削られてしまい今にも限界を迎えてしまいそうです。

最低かもしれませんが、全く言うことも聞きませんし、嘘もつくし、娘さんの一挙手一投足全てに嫌悪感を感じる状態です。

 

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note創作大賞2024

こちらのブログとは別に、上司との話を中心に『note創作大賞2024』のエッセイ部門にエントリーし作品を投稿いたしました!

 

 

お時間がある方はスキ、フォロー、コメント、拡散などしていただけましたら幸いです!!

 

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まとめ

今月の24日で上司が亡くなって丸1年が経過し、この度一周忌を迎えます。

上司がいたころは、娘さんの有り余るしつこさを一手に引き受けてくれていた姿を最近になってよく思い出します。

病気の影響で晩年は相当辛い状態が続いていましたが、今思えば娘さんはそんな上司の枕元に立ち「あそこへ行きたい!」、「これが食べたい!」といつもの調子で相手の状況を考えることなく、弱っている上司の精神を削っていたよなと。

そんな娘さんに「寝ているときに話しかけてはいけません」「病気で大変なんだから状況を見て考えなさい」と幾度となく注意してたけど、あの時から娘さんは変わっていなかっただけで、上司のいなくなった今それを私PATAが一手に引き受けているだけのこと。

いやぁ上司もしんどかっただろうなーと今更ながらそんなことを考えてしまいます。

 

タイトルにも書いたように『大詰め』であることを信じて残り1か月弱なんとか走り抜けたいと思います。

それでは、次回は『最終回(と信じたい)』でお会いしたいと思います。

お付き合いありがとうございました!!

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pata37

37歳にして遅咲きのニートデビューを果たしました!!
独身、無職、肥満を武器にブログに挑戦します。
面白いこと、お金のこと、音楽のこと、映画のこと、そんな辺りを書いて行けたらな―と思っています。

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