私PATAはこのブログのタイトルにもあるように現在絶賛ニート中。
自宅警備隊歴も気付けば10か月目に突入です。
昨年より約8か月間も蓄えていたニート感を向上させるためのヒゲも剃り落とし、現在少しずつ就職活動を始めた次第でございます。
およそ12年振りの就職活動になるのですが、かつての就職活動の際に受けた特殊な面接の思い出を記事にしておきたいなと思いたったわけです。
こんな面接もあるんだなと、参考になるようなならないような記事ですがお付き合いいただければと存じます。
無料案内所に飛び込んでみた
お住いの地域にもよると思われますが、皆様は『無料案内所』ってご存知ですか?
いわゆる繁華街にあるお店で、キャバクラやHなお店を予算内に合わせて紹介してくれるお店のことを指します。
当時20歳そこそこの私PATAは、地元の友達数人でHなお店に月に1度赴く『チーム風(かぜ)』を結成します。
まずは無料案内所へと足を運び、働くおいちゃんに良さそうなお店を紹介してもらうと。
今からおよそ15年前にはスマートフォンなど無い時代だったので、非常に便利なお店として有効活用していたわけです。
そんな縁(?)もあり、何を思ったのか若かりし日の私PATAはスーツに身を包み履歴書を懐へと携え、いざ無料案内所の扉をくぐるのです。
いらっしゃいませー。
今日はどんなお店お探しですかー?
こ、こ、こんにちは。
きょ、きょ、今日はこっち系でお願いします!
と、すかさずおいちゃんの眼前に履歴書を出したのです。
フリーズするおいちゃん。
空調の音だけが店内を支配しています。
おいちゃんが口火を切ります。
PATAくんって言うの?
まだ若いじゃない?
住む所はあるんでしょ?
はい。
若いんですが働いてみたいなーと思っちゃたりしまして…
住む家はありますです。
そして、再び訪れる嫌な沈黙。
うーーーん。
ちゃんと高校も出てるし、お家もあるんでしょ?
まだ若いんだからこっちの世界に来ない方が良いと思うよ。
こういう業界だからケツモチは○○組だよ?
そんなのとわざわざ関わらない方がPATAくんのためだよ?
【心の声】えっ!?
この数分でまさかの不採用なの俺!?
ってか、おいちゃんめちゃくちゃ優しいんだけど!!
と、そこまで私PATAを慮ってくれる優しいおいちゃんの進言をしっかりと受け止め、「困ったらお願いしますね!」とだけお伝えし、清々しく不採用をいただいたわけなのでありました。
とりあえず、あの時のおいちゃんありがとうございました!!
ウシジマくん的な総合ファイナンス
大人気漫画『闇金ウシジマくん』はご存知ですかね?
まさにタイトルの通り『闇』のやーつです。
リンク
上章にも書いた通り、無料案内所での面接も鉄壁の優しいおいちゃんの前に見事フラれたわけですが、当時の思考回路としては「とにかくたんまりお金を稼ぎたい!!」の一択のみで仕事を探していたわけです。
そんな折に眺めていた、夜系の怪しい業種ばかりが載る求人誌に『総合ファイナンス』の文字を発見します。
なんとなく、金融系かな?とは思いつつも高額の給与に魅了され早速面接の依頼をします。
面接日が決まり、「当日○○駅に来てください。着いたら場所を指示するのでお電話貰えますか?」と言われます。
内心、駅集合って何よ?とは思いつつも了承し当日を迎えます。
当日指定された駅へ到着し電話をすると、「どこどこを渡って道なりに歩いて~うんぬんかんぬん…」のような細かい指示を出されます。
到着した先は、なんと老舗の喫茶店です。
この時点でドキドキし過ぎて心臓が口から出るんじゃないかレベルです。
店内に入りキョロキョロとしていると、小綺麗なスーツを着た男性が手を挙げているのが目に入ります。
恐る恐るテーブルへと近付き、あいさつをして履歴書を渡します。
一見すると小綺麗な普通のサラリーマンなのですが、目を見た瞬間にわかります。
「あぁダメだ…完全にそっち系の住人だ…」
背筋も凍るような冷たい視線には、幾多の修羅場を渡り歩いてきたであろう裏稼業の人特有のそれを感じずにはいられませんでした。
PATAくんは住む所あるの?
【心の声】みんなそれ聞いてくるな。
住むとこないようなやつが受けに来るのが基本なのか…
【表の声】は、はい。
1人暮らしをしておりますです。
この仕事をやるんならお金の使い方も勉強しないとね。
PATAくんの年齢では考えられないようなお金を手にすることになるからさ。
【心の声】めちゃくちゃかましてくるな。
いちいち怖過ぎるんだよ…
【表の声】は、はい。
あのー質問したいことがあるんですが…
なんでも聞いていいよ。
一応、興味本位と言いますか、確認と言いますか、答えられる範囲で結構なんですが、(右手を出して)こっちが白色で(左手を出して)こっちが黒色の場合、どの辺りなんでしょうか?
限りなく黒に近いグレーだ!!
逮捕されないとは言い切れない!!
私PATA、固まります…
めっちゃ食い気味ですやん…
やっぱりそうだったか…
なんとなくそんな気はしていたんだけどさ。
そこからはまさかの無料案内所のおいちゃんのような優しい口調で、「高校も出てるし~」だとか「まだまだ若いんだから~」とか、まさかの不採用慰めコンボ発動で言いくるめられて面接終了。
「合否の連絡は後日連絡します」と言われ未だ連絡は来ておりません。
ここでも、裏稼業特有の優しさに触れてしまい、見事不採用となってしまったわけです。
とりあえず、あの凍てついた目付きが本当に怖かったけど、ありがとうございました!!
番外編:めちゃイケオーディション
最後は面接とはちょっと異なりますが、一瞬で儚く終了したオーディションの思い出を少しだけ。
私PATA現在37歳ですが、プラスマイナス5歳ぐらいの人達にとって『めちゃイケ』って番組はとにかく面白くて憧れの番組だったのではないでしょうか?
リンク
2010年にナインティナインの岡村さんが休業されることになり、めちゃイケにて新メンバーのオーディションを行うことが発表されます。
当時の私は葬儀屋に勤め始めて数か月が経過したところ。
ですが、幼い頃からの憧れの番組めちゃイケです。
そこはやはり痛さ爆発で、会社にはアポイントがあるとだけ告げお台場フジテレビへと向かいます。
お台場フジテレビには4,000人以上のオーディション希望者が行列をなしています。
少しでも目立つようにとあえてのスーツで行ったのですが、私PATAの前に並ぶ男性がまさかのスーツ姿…
列に並ぶ他の人からは「コンビですか?」と何度も声をかけられます。
そしてオーディションが始まります。
めちゃイケが好きならわかるであろう○×クイズ。
まさかの1問目にて撃沈…
そして隣にはスーツ被りの男性が笑顔で佇んでいたのです。
何故かお台場でスーツ被りのその男性と「昼飯でも食べますか」と謎のオーディションハイになり、ランチをして会社へと戻り私のめちゃイケは終わりました。
あの時のスーツ被りの男性、まだペットショップ経営は順調ですか?
ランチ奢ってくれてありがとうございました!!
まとめ
はい。
といった具合に様々な優しさに触れて、現在また就職活動をしているわけです。
年齢的にもコロコロ転職するのは難しくなっているので、慎重かつ大胆に良い職場を探して参りたいと思います。
この記事を書くに至って、特段の職業差別や批判をする気持ちはさらさらございませんので悪しからず。
どんな職業でも素晴らしいと思います。
人をだましたり不幸に陥れる、また犯罪を助長する職業は言うまでもありませんがダメよーダメダメです。
それでは、最後までお付き合いありがとうございました!!
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