映画『記憶にございません!』以来、約5年ぶりに三谷幸喜監督がメガホンを握った新作映画が2024年9月13日に公開されました。
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その名も『スオミの話をしよう』でございます!
監督、脚本も担当された三谷ワールド全開のミステリーコメディ作です。
さっそく感想を書いていきたいと思います。
ご覧ください!
キャスト紹介
映画『スオミの話をしよう』
【配給】東宝
【上映時間】114分
【映倫区分】G
【公開日】2024年9月13日
【オフィシャルサイト】映画『スオミの話をしよう』公式サイト
【監督・脚本】三谷幸喜
スオミ/長澤まさみ
草野圭吾/西島秀俊
十勝左衛門/松坂桃李
小磯杜夫/瀬戸康史
魚山大吉/遠藤憲一
宇賀神守/小林隆
寒川しずお/坂東彌十郎
乙骨直虎/戸塚純貴
薊/宮澤エマ
あらすじ
その日、刑事が訪れたのは著名な詩人の豪邸。
≪スオミ≫が昨日から行方不明だという。
スオミとは詩人の妻で、そして刑事の元妻。刑事は、すぐに正式な捜査を開始すべきだと主張するが、詩人は「大ごとにするな」と言って聞かない。
やがて屋敷に続々と集まってくる、スオミの過去を知る男たち。誰が一番スオミを愛していたのか。
誰が一番スオミに愛されていたのか。スオミの安否そっちのけで、男たちは熱く語り合う。
だが不思議なことに、彼らの思い出の中のスオミは、見た目も、性格も、まるで別人…。スオミはどこへ消えたのか。
スオミとは一体、何者なのか。この秋、三谷幸喜真骨頂!
極上ミステリー・コメディの幕が上がる―!
みたいなお話になっています!
それでは、ネタバレ上等で感想を書いてまいりたいと思います。
これぞ『The三谷幸喜』作品
映画『スオミの話をしよう』を観た人の大半は三谷幸喜監督好きだと思うのですが、これぞ三谷幸喜!!って感じだったのではないでしょうか?
ワンシチュエーションのみで、個性あるキャラクターの会話劇をひたすら楽しむ!
舞台的な要素が強い作品ではありますが、時間を感じさせずに次から次に話が展開していき物語に引き込まれていくあの感じです。
名作『ラヂオの時間』を彷彿とさせる作りですかね。
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現夫に元夫4人があーでもないこーでもないとしている馬鹿っぽさや、長澤まさみさんのコントじみたお芝居の雰囲気、どれをとっても非常にくだらなくて面白い!!
3番目の夫役の小林隆さん演じる宇賀神とのやり取りは謎の中国人設定のため中国語だったり、1番目の夫役の遠藤憲一さん演じる魚山とのやり取りは粗暴に振る舞う強烈なツンデレだったりと長澤まさみさんをオモチャの様に扱っています。
若干脱線してしまいますが、三谷幸喜監督の手柄ではないものの長澤まさみさんってめちゃくちゃ美人ですね。
びっくりしちゃいました。
どこのイケメン目線の様になってしまいますがあえて言わせてください。
良い女になったなー!!!!!
カーテンコール
そして、この映画の大ラスですよ。
いわゆる舞台で言うところのカーテンコールで行われるミュージカル部分です。
久しぶりにムカつきました。
と、同時にめちゃくちゃ笑ってしまいました!!
なんですかあれは?
大の大人を2時間弱も捕まえて「ヘルシーンキ!ヘルシンキ!」って。
耳からこびり付いて離れなくなってしまいました。
面白すぎるってあれは。
なんだよそのまさか過ぎる『ヘルシンキオチ』って。
これやりたいだけじゃん絶対。
さっきも言った通り、長澤まさみさんが美人過ぎるがゆえにその分腹立って、悔しいけど倍面白い。
演者全員真顔で何やってんの?ってなるでしょこれは。
西島秀俊さん良いのこれやって?
ドライブ・マイ・カー出てた男前と同じ人ですか?
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いやぁムカつく。
でも、本当に面白い。
この大ラスを悔しいけど欲してしまう自分が憎いです。
それぐらいに、僕個人的には面白い作品でした!!
まとめ
三谷幸喜監督のやりがちな『詰め込みすぎ感』や『登場人物の多すぎ感』も無く、全体的なストーリーも面白く見やすい、そして何より大ラスのヘルシンキ祭りが面白すぎる!
映画『スオミの話をしよう』はギュッと要約するとただの『ヘルシンキ映画』ではありますが、個人的には久しぶりのスマッシュヒットでございます。
あのラストのくだらなさは是非ともどでかいスクリーンで見て欲しいと思います。
それでは、最後までお付き合いありがとうございました!!
ナイスヘルシンキ!!
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