クリスマスイブの夜に聖なる笑いを届ける『M-1グランプリ2023』が終了いたしました。
そして、8540組の漫才師の頂点に輝いた新チャンピオンは『令和ロマン』です!!
本当におめでとうございます!
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興奮冷めやらぬ中、さっそく振り返っていきたいと思います。
ご覧ください!
審査員紹介
昨年に続き今回も審査員が変わりましたので確認して参りましょう!
ダウンタウン 松本人志
中川家 中川礼二
海原やすよ・ともこ 海原ともこ
ナイツ 塙宣之
サンドウィッチマン 富澤たけし
博多華丸大吉 博多大吉
山田邦子
以上7名での審査となっております!
令和ロマン
一発目は『令和ロマン』からスタートです。
よくある『曲がり角でぶつかる男女』をテーマにしたネタですね。
直進方向同士でぶつかっているので、目的地が違うはずだといった切り口は今までありそうでなかったように思います。
そこからは、怒涛のボケを被せていき笑いを量産します。
個人的に気になった点は終盤の将棋の駒に例えたあたりぐらいかな。
結構長く薄っすら程度にしか伝わっていないのがもったいなかったかなと。
そして、ネタ中にも感じたのですが、会場のお客さんの暖まり方が尋常じゃないなと思ってしまいました。
令和ロマンのネタが面白いのは間違いないのですが、ちょっと「ウケ過ぎじゃない?」といった違和感は多少あった印象です。
審査員得点
松本人志 ー 90
中川礼二 ー 94
海原ともこ ー 94
塙宣之 ー 93
富澤たけし ー 94
博多大吉 ー 91
山田邦子 ー 92
合計得点・・・648点
敗者復活/シシガシラ
二番手は敗者復活枠からの刺客『シシガシラ』です。
ルッキズムなんてどこ吹く風のバリバリのハゲネタ1本勝負です!
そして、掴みからハゲMAX!!
卑怯すぎますww
あの掴みで笑わない人とは友達になれません。
その後、本番特有の緊張感から重苦しい時間があり、本来のシシガシラを感じることなくネタが終わってしまいました。
非常に残念です…
敗者復活のネタを出していれば行けたんじゃないのかなーと悔やまれる結果に終わってしまいました。
来年に期待したいコンビですね!
審査員得点
松本人志 ー 88
中川礼二 ー 91
海原ともこ ー 92
塙宣之 ー 90
富澤たけし ー 91
博多大吉 ー 88
山田邦子 ー 87
合計得点・・・627点
さや香
昨年準優勝コンビ『さや香』の登場です。
バリバリのしゃべくり漫才でしたね。
スピード、間、テンポ、後半の畳みかけなどどこを切り取っても盤石中の盤石!!
M-1専用に仕上げられた完璧な漫才だったのではないでしょうか。
面白い!!
審査員得点
松本人志 ー 89
中川礼二 ー 94
海原ともこ ー 96
塙宣之 ー 93
富澤たけし ー 95
博多大吉 ー 94
山田邦子 ー 98
合計得点・・・659点
カベポスター
二年連続決勝進出の『カベポスター』の登場です。
心霊テイストの入りでしたが、不倫現場を押さえて行うまさかのゆすりのネタでしたww
細かなボケやずっとゼリーを『ズッゼリ』といったフレーズに置き換える辺りに、技が光り見事ハマっていたのではないでしょうか。
面白かったと思います!
強いて言うならば、安定して面白いんだけど『爆発力』には欠けてしまった印象です。
審査員得点
松本人志 ー 88
中川礼二 ー 92
海原ともこ ー 95
塙宣之 ー 89
富澤たけし ー 88
博多大吉 ー 89
山田邦子 ー 94
合計得点・・・635点
マユリカ
最近ちょこちょこ東京のバラエティにも登場する機会が増えてきた『マユリカ』です。
ボケとツッコミのバランスが非常によく、ボケでウケて、ツッコミで更にウケるといった理想的な漫才だったと思います。
ツッコミが若干ミキの昂生っぽい瞬間はありましたがまぁ許容の範囲内でしょう。
そして、オチへ向けての盛り上がりもバッチリと決まり非常に気持ちの良い終わり方!
個人的には今回のM-1で1番面白かったネタですかね。
審査員得点
松本人志 ー 91
中川礼二 ー 92
海原ともこ ー 92
塙宣之 ー 92
富澤たけし ー 96
博多大吉 ー 90
山田邦子 ー 92
合計得点・・・645点
ヤーレンズ
初登場の『ヤーレンズ』がここで出番となります。
大家への挨拶のみで4分間を走り切るストロングスタイルです。
そして特筆すべきは、圧倒的な『ボケ数』です。
ひたすら喋り続けつつ、おかしなことを延々と言い続ける。
これはやれそうでやれない実はめちゃくちゃに難しいことをやっています。
内容なく喋り続け、かつ、小ボケのクオリティが高いってのは末恐ろしい限りです!
めちゃくちゃ面白かったです!!
審査員得点
松本人志 ー 93
中川礼二 ー 93
海原ともこ ー 96
塙宣之 ー 93
富澤たけし ー 97
博多大吉 ー 91
山田邦子 ー 93
合計得点・・・656点
真空ジェシカ
決勝常連組の『真空ジェシカ』の登場です。
テレビへの露出も多いのでその面白さは周知のことではありますが、やっぱりと言いましょうか『M-1には向かない』漫才だなといった印象を受けてしまいました。
ボケも飛ばし過ぎず、わかりやすく改良されているのですが、後半の盛り上がりや大爆発が起こっていない印象をどうしても感じてしまいがちです。
同じ競技をしてはいるものの、使っている筋肉が違うみたいなニュアンスです。
また、ネタの中にあった『A~Z』のフリが大風呂敷過ぎて、後半にかけて回収に向かって畳みかけてくるんだろうなと勝手に期待し過ぎてしまいました。
審査員得点
松本人志 ー 92
中川礼二 ー 91
海原ともこ ー 91
塙宣之 ー 91
富澤たけし ー 93
博多大吉 ー 95
山田邦子 ー 90
合計得点・・・643点
ダンビラムーチョ
こちらも初登場の『ダンビラムーチョ』です。
最近のM-1決勝では珍しいガッツリの歌ネタです。
審査員の方も言っていた通り、1発目のボケまでの助走が長すぎたわりに、それに見合った笑いがなかったのが非常にもったいない。
その後も大幅なパターンの変化もなく、ハマり切らないまま終わってしまった印象です。
ネタとは関係ない部分になってしまいますが、ツッコミの顔がだんだんオードリーの若林さんにしか見えなくなってしまいましたww
審査員得点
松本人志 ー 87
中川礼二 ー 89
海原ともこ ー 90
塙宣之 ー 91
富澤たけし ー 92
博多大吉 ー 89
山田邦子 ー 93
合計得点・・・631点
くらげ
お次は『くらげ』です!
新たな漫才の型を模索したであろうネタでしたね。
これもめちゃくちゃ凄いことをしていました。
まずは暗記。
考えただけで恐ろしいですがネタを飛ばしたら一貫の終わりです。
そして、チョイス。
実際にあるものの正式名称を言っているだけではありますが、順番や間、言い方など細かな調整をしてネタへと昇華しているわけです。
これは本当に凄いことだと思います。
ただ、審査員の方が言うようにネタへの入りが丸々ミルクボーイなのはちょっと考えもんですかね。
審査員得点
松本人志 ー 86
中川礼二 ー 90
海原ともこ ー 89
塙宣之 ー 90
富澤たけし ー 89
博多大吉 ー 87
山田邦子 ー 89
合計得点・・・620点
モグライダー
ラスト10組目は『モグライダー』の登場です。
M-1をきっかけに地上波での活躍もめざましく知名度は抜群です。
ネタが始まり最初の掴みまでは「大丈夫か?」と心配になるようなスローな立ち上がりでしたが、徐々にらしさが出始め笑いが起こります!
が、しかし。
ネタ以上にともしげさんの不測のボケが最大の持ち味のため、どことなく間ができてしまい、笑いのない時間が目に付いてしまった印象でした。
恐らくどのネタをやるにしても、300点の出来栄えの時と50点の出来栄えの時の落差がどうしても生まれてしまうのかもしれません。
残念でした…
審査員得点
松本人志 ー 91
中川礼二 ー 91
海原ともこ ー 93
塙宣之 ー 91
富澤たけし ー 90
博多大吉 ー 89
山田邦子 ー 87
合計得点・・・632点
ファイナル3組
1位・・・さや香
2位・・・ヤーレンズ
3位・・・令和ロマン
上記3組での最終決戦です。
ネタ順は『令和ロマン』→『ヤーレンズ』→『さや香』の順です。
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令和ロマン
ファイナルの1組目は『令和ロマン』からスタート。
ネタ全体を見て思ったことは『強いネタを後に回した』ってことです。
これはめちゃくちゃ勇気のいる決断です。
ウケるウケる、とにかくウケる。
終始笑いを取り続け、終わった時点で「これはヤーレンズきついぞ」と思わずにはいられませんでした。
ヤーレンズ
二番手『ヤーレンズ』登場です。
令和ロマンとは逆です。
ヤーレンズはどう考えても1本目のネタのほうが『強い』。
終始喋り続けウケてはいるものの、感触としては令和ロマン優勢かといった印象です。
個人的には「ベンジャミンバトン古いなー」と思ってしまいましたww
さや香
大ラスは『さや香』です。
ネタが始まってすぐに頭の中に『?』が浮かびます。
これはまさか…
そうです。
『尖り』です。
ここへ来てのまさかの『尖り』発動です。
1本目同様の盤石なしゃべくり漫才を披露していれば良かったものを、新山さんの胡散臭いセミナーのようなネタです。
面白くないとは言いませんが、このネタを1本目にしていた場合にはファイナルへは上がれていないと思いますww
ネタの終盤にあったような掛け合いをもう少し増やしていれば、もっと良い線行けたのではないかなーと思ってみたり。
いやぁ無理かなー。
最終審査
松本人志 ー 令和ロマン
中川礼二 ー 令和ロマン
海原ともこ ー ヤーレンズ
塙宣之 ー 令和ロマン
富澤たけし ー ヤーレンズ
博多大吉 ー 令和ロマン
山田邦子 ー ヤーレンズ
第19代M-1グランプリ2023王者は、
令和ロマン
おめでとうございます!!!
最終順位
M-1グランプリ2023王者
令和ロマン
2位
ヤーレンズ
3位
さや香
4位
マユリカ(645点)
5位
真空ジェシカ(643点)
6位
カベポスター(635点)
7位
モグライダー(632点)
8位
ダンビラムーチョ(631点)
9位
シシガシラ(627点)
10位
くらげ(620点)
まとめ
年々漫才師たちのレベルが上がりもはや青天井の様相を呈しています。
どのコンビもクオリティの高い最高の漫才を披露してくれましたね。
私PATAの優勝予想3連単『①さや香②モグライダー③ヤーレンズ』もわりと良い線だったと思うのですが、やはり一筋縄ではありませんでした!
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さぁ早くも頭はお正月モードへと突入しておりますが、年末年始はお笑い大好き人間にとってはHDDレコーダーの残量との戦いです。
ますますお笑い漬けの日々を過ごしていきたいと思います!
それでは、最後までお付き合いありがとうございました!!
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