多くのZ世代の人達は『タイムパフォーマンス(タイパ)』を気にするらしく、動画は倍速再生で視聴し、音楽ではイントロの短いものやギターソロが無いものを好むといった話があります。
実際にそうなのかは身近にZ世代がいないので確認はとれませんが、昭和生まれの私PATAとしましては断固拒否!
動画には『間(ま)』や『テンポ』といった意図的な戦略があったりもしますし、音楽の中のイントロやギターソロには、楽曲の奥行や完成させる上での欠かせない必要なピースが存在していたりするもんなわけです。
そんなわけで今回は、最高な厳選した10曲の中から、超絶ウルトラカッコイイおすすめのギターソロを紹介していきたいと思います。
このカッコ良さが伝わってくれれば幸いです!!
バンビーナ/布袋寅泰
今や世界で活躍する群馬が生んだ天才ギタリスト布袋寅泰さんの『バンビーナ』のギターソロです。
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とにもかくにも『これぞRock!』な内容ですね。
比較的にポップな楽曲が多い印象ではありますが、やはり布袋さんといえばこっちのイケイケver.がたまりません。
私自身BOØWY世代ではありませんし特別な布袋信者ではありませんが、このバンビーナのギターソロだけは、信じられないぐらい聴いています。
聴くだけでテンションが沸騰するような高揚感!
それを再現するべくカラオケで歌おうもんなら…
まぁー盛り上がりません…
びっくりするぐらいの大ケガをしてしまいます。
歌のメロディ自体が全くもって悪いわけではないのですが、布袋さんのキー的な兼ね合いもあるせいか『盛り上がる!』って性質ではないのかもしれません。
そして、歌ってもそんなに気持ち良くないっていうww
とりあえず言えることとしては、ギターソロ以外にもこのバンビーナ自体の持つリフやアウトロに至る全ての部分が最高だということですな。
STANDING SEX/X-JAPAN
もはや外タレ(外国人タレント)的なポジションになっているX-JAPANの『STANDING SEX』のギターソロをご紹介。
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hideとPATAが織りなすツインギターによる、超絶な速弾きや美しい旋律が魅力的です。
ちなみに『Endless Rain』や『Tears』のギターソロも最高。
今回紹介するギターソロは美しい音色というよりかは、hideによる早引きがカッコ良さのポイントです。
楽曲自体が激しいので、ドラムやベース、リフを刻むPATAの全てが『これぞエックス!』と言わしめる内容です。
曲のタイトルのみちょっと人前で言うには憚られる18禁仕様となっています。
LIVEで観てーよー!
ガソリンの揺れ方/BLANKEY JET CITY
椎名林檎も崇め奉るベンジーこと浅井健一率いるBLANKEY JET CITYの『ガソリンの揺れ方』のギターソロになります。
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ギターソロだけではなく、イントロから強烈に喰らわされてしまうめちゃくちゃにカッコイイ楽曲です。
遡る事20年以上前の高校生の頃にこの曲をコピーしようと思いましたが、あまりにも難しすぎて秒で断念したことを思い出します。
この曲を弾きながら歌まで歌う浅井健一はやはり化け物です。
歌詞の世界感も非常に独創的であり、理解できる人は恐らく居ないのではないでしょうか。
テレビ東京で放送されているゴッドタン内のマジ歌選手権では、フットボールアワーの後藤さんが似たような世界観を見せてくれています。
まず間違いなくブランキ―を意識しているはずです。
刃/THE BACK HORN
ほとんどテレビでの露出がないのでご存知ではない人もいるかもしれませんが、THE BACK HORNの『刃』のギターソロをご紹介します。
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一言で現すと『男くさい』って感じの印象です。
全体を通してカロリー高めな勢いがあります。
肝心なギターソロはと言うと、めちゃくちゃ『祭り』です。
一聴するだけでは気持ちの悪い音階かもしれませんが、これが非常にカッチョ良いんですな!
祭り囃子のような音色が日本人の持つDNAに訴えかけてくる感覚です。
『ねじり鉢巻き』、『さらし』、『ふんどし』の準備が必要な1曲です!(←嘘)
ドンマイ・ビート/怒髪天
おもしろロッケンローおじさんのイメージが強い益子さん率いる怒髪天の『ドンマイ・ビート』のギターソロをご紹介。
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歌自体はめちゃくちゃポップで聴きやすく、日常にある『ドンマイな場面』を面白可笑しく応援してくれています。
そして肝心のギターソロですが、嘘のようなカッコ良さです!
『速弾き』、『ツイン』、『リズムのノリの良さ』などが総合的に含まれており、個人的には非常に大好きなタイプのソロになっています。
おっちゃんバンドの偉大さを噛みしめて聴いて欲しい1曲です。
流れゆく日々/B’z
カレー、ラーメンに続くほど日本国民に愛されているB’zの『流れゆく日々』のギターソロをご紹介。
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シングルカットされている楽曲ではないので、B’zの中ではマイナーな曲になっています。
楽曲全体の半分ほどの時間がギターソロになっている松本さん渾身のオラオラ仕様です。
『ハンマリング』、『プリング』、『チョーキング』、『スライド』、『ピッキングハーモニクス』、『オクターブ奏法』などなど松本さんお決まりの手癖満載の激ムズなため、数々のギターキッズを泣かせてきたことでしょう。
ギリギリchopのギターソロの難しさにばかり注目されてしまいがちですが、こちらも負けず劣らずの半端じゃない難易度です!
Johnny B. Goode/Chuck Berry
映画『Back to the Future』内でマイケル・J・フォックスが弾いたことでお馴染みの、Chuck Berryの『Johnny B. Goode』のギターソロをご紹介。
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曲のタイトルやチャックベリー自体を知らなくても、聴き覚えのある楽曲ではないでしょうか?
ド定番中のド定番にあたる王道フレーズではありますが、結局のところ最古にして最強なわけですね。
当時の時代背景と現在とでは全く違った環境ではありますが、『踊らずにはいられない!』ような細胞レベルに流れ込んでくるメロディです。
また、チャックベリーが時折見せる『ダックウォーク』も絶妙な気持ち悪さとカッコ良さが共存しており、目で見ても楽しめる1曲です!
Hotel California/The Eagles
お次も名盤中の名盤The Eaglesの『Hotel California』のギターソロです。
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B’zの流れゆく日々と同じように、楽曲の後半がごっそりとギターソロになっております。
『泣きのギター』と言いましょうか、情緒を感じるギタープレイに感情を揺さぶられてしまいます。
非常にメロディアスで美しい旋律を感じることができます。
英語がわかれば歌詞の内容も相まって、より豊かな情景を思い描くことができるかもしれませんね。
そして我が国日本の全国津々浦々に、『ホテル カリフォルニア』と言う名のスケベホテルがごまんとあることも合わせてここにご報告をしておきたいと思います…
南無三!!
Makin’ Love/KISS
今もなお第一線を走り続けるレジェンドバンドKISSの『Makin’Love』のギターソロをご紹介。
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音数が少なくシンプルなRockの王道のような楽曲です。
個人的に大好きなポイントとしては、ソロへの導入の部分です。
『来たーー!!』という疾走感と共に始まるあの入りがたまらなくカッコイイ!
そして、ソロの終わりの部分も最高です。
チョーキングと共にボーカルの声が重なるあの感じ。
とにかくもう全部が完璧なんです!
Voiceless Screaming/X
最後に紹介するのはXの『Voiceless Screaming』のギターソロになります。
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X-JAPANになる以前のX時代の楽曲です。
ベース担当の『TAIJI』による作曲で、ガットギターによるナイロン弦の響きが特徴的。
全編を通じて複雑なコードを使った難易度の高いアルペジオのため、hideではなく作曲者であるTAIJIとPATAによる演奏です。
ちなみにギターソロはTAIJIが担当しています。
指弾きを行い繊細な美しい音色を聴かせてくれています。
この曲を聴くたびにガットギターが欲しくなってしまう人は私だけではないはず!
買ったとて到底弾けるわけもないんですがね…
まとめ
10曲に厳選するのは至難の業ではありましたが、とりあえず間違えのない選曲ができたのではないでしょうか。
ポールギルバートやイングウェイのような、『我が!我が!』のような胸焼け系ギターソロも嫌いではありませんが、今回は万人ウケするようなカッコイイギターソロを中心にピックアップして参りました。
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邦楽洋楽、Rock、Pop問わずまだまだ悶絶するようなカッコイイギターソロは星の数ほどありますので、それはまたの機会にご紹介させてもらいたいと思います。
『タイパ』を求めるのは非常に合理的な真っ当な考えだとは思いますが、ことエンターテイメントに関しては賛成できない気持ちでいっぱいです。
ご飯を食べる時間がもったいないからといって、カロリー摂取ができる油をガブガブ飲むのと同じ行為です。
早く気持ち良くなりたいからと言って前戯を@$yy”あああ&gtⒻs^¥…
みたいなことです!
娯楽を最大限楽しむことも豊かな暮らしの一つだと思います。
ぜひじっくりと超絶テクニックに酔い痴れてみてください。
それでは最後までお付き合いありがとうございました!!
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