2024年1月25日におよそ14年の時を経て遂に、完全新作の不思議のダンジョンシリーズ『風来のシレン6~とぐろ島の探検録~』が発売されました!!
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面白さと共に味わうことのできる、絶望感やイライラはシレンシリーズならではと言えるでしょう。
そんな最新作『風来のシレン6~とぐろ島探検録~』を実際にプレイした感想をまとめていきたいと思います。
それでは、ご覧ください!!
進化?したグラフィック
まずは上記の画像をご覧ください。
あまりピンと来ないかもしれませんが、ダンジョンの通路内での一場面です。
今作『風来のシレン6』では、グラフィックの向上により映像も美しく我々シレンジャー(シレンシリーズ愛好家の総称)をはじめ、初めましてのプレイヤーにも喜んでいただける仕上がりになっております。
が、しかし!!!です。
すでに過去作からプレイしている方々には共感をいただけると思うのですが、今作『風来のシレン6』では、致命的なほどにマップや通路が見にくいという残念ポイントがあるのです。
四角、長方形の部屋だけではなく、いびつな形の部屋も多く、なんだったら通路表示されているけどその先はただの壁のような嫌がらせでしかない部屋も存在しています。
他にも、水路や水路跡のような道無き道もマップ上に表示されることによって、ますます見にくい!!
せっかち人間にとっては、ただの遅延行為のため相当なストレスがかかります。
また、1ターン、1ターンの動きによって生死が決まる場面においては「そこ通路じゃ無かったんかい!」による事故が多発することに…
これも含めての難易度設計なのかなー?
個人的にはめちゃくちゃ嫌な仕様なのでありました。
※追記※
2024年9月5日のアップデートによってマップ内の水路や空路の色をオリジナルにカスタマイズする機能が実装されました!
これで今までより遥かにマップが見やすくなったのは喜ばしい反面、アリが掘ったかのような嫌らしい地形が増えたような気がします…
なんか性格ひん曲がってる勢が開発にいる模様!
帰ってきた神BGM
シレンシリーズではかの有名な作曲家『すぎやまこういち先生』がBGMを担当されていたのですが、これがシレンの魅力を100万倍ぐらいに増幅していてくれていました。
とくに初代シレンのBGMは今聞いても最&高!!
テーブルマウンテンへ初めて行った時のあまりにも怖過ぎる緊張感や、水のせせらぎだけで魅せる引き算の美学など、「ドラクエだけじゃなくてシレンも凄いんだぜ!!」と幼心に鮮明に記憶されています。
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その後時を経て『風来のシレン5』をプレイした際に驚愕「音楽ダサっ!!」…
そして、さらに時を経て今作『風来のシレン6』ではすぎやま先生までとはいかないものの、かなりの出来栄えではないでしょうか?
個人的にベストBGMは、ストーリークリア後ダンジョン『神器の海廊』1択で決まりです!!
あのお祭り感漂うイケイケのノリはめちゃくちゃカッコイイ!!
ぜひとも手に汗握りながら聞いてみてください!!
ダンジョンについて
今作『風来のシレン6』では、2024年4月現在で21のダンジョンが存在しています。
公式からの発表はありませんが、今後もしかすると高難易度のダンジョンが追加されるかもしれませんね。
※追記※
2024年4月27日にこの度アップデートがなされました!!
今回追加されたのは残念ながら新ダンジョンではありませんでした。
『御神木モード』なる機能が追加され、
・タイムアタック(できるだけ短い時間でクリアを目指す)
・ターンアタック(できるだけ少ないターン数でクリアを目指す)
・早指しアタック(1ターンの行動に時間制限がある)
・制限アタック(制限したい草や巻物などの道具を自ら決められる)
がプレイ可能になりました。
『狐渇シレン』やダンジョン内に登場する『モンスター』を使ってのプレイも可能です!
他にも、フェイの問題的な頭を使う『道場破りモード』も追加された項目です。
個人的には「正直微妙じゃね?」と思わざるを得えないのですが、YouTube上では『狐渇シレン』を使った『とぐろ島の神髄』クリアを目指すシレンジャーが多く、意外と盛り上がりをみせていますかね。
次回のアップデート予定は2024年の夏頃との発表もあったので、私PATAはそちらを楽しみに待ちたいと思います!
※追記※
この度2024年7月5日に大型アップデートが行われました。
内容としましては、
・竜海シレンが登場
・ダンジョンのフロア数が増加
鬼木島 25F⇒99F
推測の修験道 20F⇒50F
推測の修験道 裏 20F⇒50F
桃まんダンジョン 25F⇒99F
ドスコイダンジョン 20F⇒99F
カカ・ルーの神意 10F⇒99F
罠師の抜け道 20F⇒99F
仕掛けの修験道 20F⇒50F
買い物上手の修験道 40F⇒99F
デッ怪ラッシュ 30F⇒99F
神器の海廊 15F⇒99F
杖と巻物の領域 20F⇒50F
無双の島 50F⇒99F
・もののけ道場に『基本の特訓』モード追加
・『ピンチアラート』機能追加
といった内容です。
スパイクチュンソフトどうした!?!?!?!?
新ダンジョンは!?!?!?!?
いやぁーびっくりしましたね。
この期に及んでまだそんなしょうもないところをいじくってくるとは…
新ダンジョンの追加を待ってたユーザー飛ぶぞ?
他にもダンジョン内の地形の嫌がらせ具合が増してるし。
めちゃくちゃガッカリでした…
※追記※
2024年9月5日に有料版(1,980円)を含む大型アップデートが実装されました!!
待望の新ダンジョンがようやく追加されることになり、今までの鬱憤を晴らすかのように盛り上がりを見せています。
今回のアップデートは2段構成になっており、2024年9月5日と2024年10月31日に決定しております。
第1弾アップデート追加ダンジョン(有料含む)
※①~③は無料アップデートで追加されます
第2弾アップデート追加ダンジョン
※⑨~⑪は無料アップデートで追加されます
と、なっております!
他にも第1弾では、コッパが使えるようになっていたり、武器と盾を飾れる装備品かけが実装されたりしています。
第2弾では、アスカが使えるようになりました!
とぐろ島の神髄
上記の画像の中では、もっとも難しいとされる99Fのゴールを目指す『とぐろ島の神髄』のみクリアできていませんが、大丈夫ですご安心ください!!
やったりましたわーーーーー!!!!!
『とぐろ島の神髄』に潜ること苦節200回目にしてようやくクリアすることが出来ました!!!!!
これは震えたし痺れましたね。
初代シレンの『フェイの最終問題』をクリアした時の歓喜を思い出しました。
保存の壺が52Fまで一度も出てこなかったり、識別の巻物が99Fを通して2枚しか出てこなかったりと様々な苦難を乗り越え見事踏破することが出来ました。
今回の勝因は『神器の印の引き』と『強化の壺が壊れなかった』の2点です。
「こんなにも殴り勝てるのか!」と印の強さを改めて痛感する冒険でした。
他にやっていて感じたこととしては、アイテムや罠の偏りがめちゃくちゃ凄いってことです。
- やたらとサビの罠が出る回
- やたらと妖刀かまいたちが出る回
- 杖しか落ちていない回
- 盾しか落ちていない回
- 剣しか落ちていない回
- モンスターハウスが多い回
のように、ゲームバランスがイケていないように感じました。
そもそもが、運7割、実力3割のようなゲーム性ではありますが、今回に関しては8:2ぐらいの運ゲーっぽさはあるのかなと。
ちまたでは、「白紙の巻物が多いから大丈夫!」なんて声もありますが、「いや全然落ちてないから!!」って回もめちゃくちゃあります…
他にもHPが20未満の1Fや2Fで罠で即死、大砲で即死みたいなクソゲー要素も随所に散りばめられています。
【追記】とぐろ島の神髄(裏)
とぐろ島の神髄クリア後に登場するいわゆる『裏神髄』でございます。
壺に入れることのできない『星の石』をアイテム欄24個中の12個を圧迫しつつどうにか欠けることなく集めていき、99F踏破を目指す最難関のダンジョンです。
と、上記の写真を見ると『裏神髄』をクリアしたかのように見えますが、実は肝心要の『星の石』集めを失敗しています。
40Fの開始フロアにてガンコ戦車が隣接して右横に…
更にそのガンコ戦車の下には星の石が!!
これはイカン!と右横のガンコ戦車に封印の杖を振った次のターンで、部屋に侵入してきたであろうもう一体のガンコ戦車が画面外からまさかの砲弾ですわ!!!
一瞬で『THE END』です。
クリア時の装備を見ていただければお分かりのように、今回の冒険は強化の壺がまぁー良い仕事っぷりを発揮していたのに加え、桃まん印などの神ビキもあり30F辺りでこれはいったな感がビンビンにあったのですが、一瞬の気の緩みでご破算。
その後はただただ無気力でこなす作業ゲーでした。
60F手前辺りでカッパに星の石を投げ当てられたシーンもあったので、まぁどのみち無理だったのかもしれません。
はぁ。
マジでストレス溜まるクソゲーだぜ…
※追記※
はい!
遂にやったりましたわ!
絶対無理だと思ったけど、なんとかなるもんですね。
ひたすらしつこく挑戦して見事クリア!
いやぁ、もう二度とやらねぇ…
ヤマカガシ峠
このダンジョンについても触れておきましょうかね。
25Fがゴールのもっと難しい系のダンジョンです。
初めて25Fに逃げるように辿り着いた先で、「な、なに!ボス戦だ、と!!」と秒殺されたのが懐かしいですwww
今作『風来のシレン6』の特徴として、『敵の攻撃力がエグイ』というのが大前提としてあるのですが、このヤマカガシ峠においては『ノロージョ』と『畠荒らし』が絶望的なまでに強過ぎます!
ただでさえ、『呪い』、『アイテムロスト』を仕掛けてくるゴミクズモンスターなのに、火力が高いだなんて本当に馬鹿げているとしか言いようがありません…
攻略のカギは、いかに良いアイテムを拾い25Fまで温存しておけるかって超当たり前過ぎる対策しかできません。
桃まんダンジョン
ここもイジらずにはいられない『桃まんダンジョン』です!
いわゆる初代で言うところのブフーのお肉=桃まんでございます。
ボス戦などは無く25Fでクリアという、桃まんを駆使して進みましょうねって具合のダンジョンですかね。
私PATA的には、とぐろ島の神髄に次いで難しかったのがこの『桃まんダンジョン』です。
何度やっても3、4Fのカラクロイドにやられてしまいます。
おかしいなと思いネットで調べてみると、
使い捨ての剣・盾を装備し、桃まんを食べると強化値が下がらない
なんですと!?
そんなことはつゆ知らず、白紙の巻物にねだやしを書き込みカラクロイドに投げてみたりとあんなことやそんなことをしていた日々はまるで無駄だったということです…
じゃあクリア出来るわ!ということで案の定無事にクリア。
これは『桃まんダンジョン』なのか?と『使い捨てダンジョン with 桃まん』じゃねーか?
他にも、2Fあたりでおにぎり見習いにおにぎりをしこたま作ってもらい、ドスコイ状態をキープし、ボーヤーの桃まんを使い矢稼ぎをしてクリアするってのも多く書かれていました。
このドスコイ状態にするための『オニギライズ』と呼ばれる行為や、矢稼ぎ、トド狩りなどの攻略法は、個人的にはめちゃくちゃ気持ち悪いので行いません。
なんか、モテたくて必死みたいな気がしてどうも私PATAは好きになれません。
この手の人のクリアタイムを見ると4時間~6時間程度はやっているのにも関わらず、「桃まんはドスコイダンジョンだな!」とか「一番簡単でした!」というドヤアピールが更に気持ち悪さを加速させています。
『風来のシレン6』制作陣も当然想定はされているのでしょうが、このやり方がセオリーなのかな?とは思ってしまいます。
『桃まんダンジョン』も含めてなんか嫌い!!
まとめ
発売後時間もだいぶ経過したので、今もなおプレイしている好きものはかなり減ってしまったかもしれません。
本来であればこの記事をもっと早くに書きたかったのですが、いかんせん『とぐろ島の神髄』をクリアしてからという思いで頑張ってきたわけでございます!!
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クリア後には、道中で落ちている12個の石を集めて99Fを目指す『裏とぐろ島の神髄』なる鬼畜ダンジョンが解放されてしまいましたが、未だそちらは未踏破です。
アイテム所持数に制限がかかる、敵に石を消されたら終わり、水路に落としたら終わりなどなど、ありとあらゆるストレスが襲い掛かるダンジョンです。
クリア出来る気は一切しませんがまぁ気長にやっていこうと思っています。
と、いうことでここまで『風来のシレン6~とぐろ島探検録~』の感想を書いて参りましたが、今作が初めてだよという方々はぜひ初代風来のシレンもやってみてください!
結局のところ完成度は一番高いのがこの初代だと思います。
まだシレンシリーズを嫌いになるには早過ぎるので、騙されたと思って今一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
また、『風来のシレン5~フォーチュンタワーと運命のダイス~』も仕様が異なる部分もかなりあるのでお試しください!!
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それでは、最後までお付き合いありがとうございました!
クロンの追い風を!!
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